1歳半から5歳までの子どもが抱っこを求めて歩かないという状況に、親として心配することもあるでしょう。
発達段階ごとに異なる理由があり、時には発達障害が関係しているのではないかと不安になることもあります。
この記事では、各年齢ごとに抱っこを求める理由や発達障害との関連性について解説し、また、歩かない時に役立つ補助具の選び方についても詳しく紹介します。
お子さんの成長をサポートするためのヒントをお届けします。
各年齢の抱っこで歩かない理由と対応
1歳半から2歳、3歳、4歳、5歳の子供が抱っこで歩かない理由と対応、各年齢の発達障害の特徴を紹介。
1歳半抱っこで歩かない理由
理由
慎重な性格: 歩くことに対して慎重であるため。
体力不足: まだ脚力が十分に発達していないため。
甘えたい: 親の愛情を求めている。
対応
遊びながら歩く: 音が鳴るおもちゃや手押し車を使って、楽しく歩く練習をする。
小児科相談: 1歳半を過ぎても歩かない場合は、小児科で相談することを検討。
2歳抱っこ歩かない理由
理由
イヤイヤ期: 大人の指示に反発することが多い。
疲れやすい: まだ脚力が十分でなく、少し歩くと疲れてしまう。
甘えたい: 言葉が未発達なため、寂しさや甘えたい気持ちを抱っこで表現する。
対応
興味を引く: 動物園や公園など、興味のある場所に連れて行き、手を引いて誘導する。
気をそらす: 道にいる蟻を観察するなど、別のものに興味を持たせる。
3歳抱っこ歩かない理由
理由
安心感を求める: 寂しかったり不安な時に抱っこを求める。
体力不足: まだ体力が十分でなく、疲れやすい。
赤ちゃん返り: 下の子が生まれた場合など、赤ちゃん返りすることがある。
対応
目標を設定: 「あの電柱まで歩こう」など、少しずつ目標を設定して歩かせる。
スキンシップ: 抱っこ以外のスキンシップを増やし、安心感を与える。
4歳抱っこ歩かない理由
理由
疲れやすい: 長時間の外出や遊びで疲れた時に抱っこを求める。
眠い: 夜寝る時間が近づくと抱っこをせがむことがある。
甘えたい: 親の愛情を求めている。
対応
休憩を取る: 疲れた時は少し休憩を取り、再び歩くように促す。
前向きな言葉をかける: 「たくさん歩けてすごいね」と褒める。
5歳抱っこ歩かない理由
理由
甘えたい: 親のぬくもりを感じたい。
疲れやすい: 長時間の外出で疲れた時に抱っこを求める。
安心感を求める: 不安な時に抱っこを求める。
対応
会話を続ける: 目の前のものに注目させながら会話を続ける。
目標を設定: 「あの信号まで歩こう」など、目標を設定して歩かせる。
それぞれの年齢で異なる理由がありますが、共通して言えるのは、子どもの気持ちに寄り添いながら、無理のない範囲で歩く楽しさを伝えることが大切です。
どの年齢でも、子どもが安心して歩ける環境を提供することが重要です。
子どもが歩かない理由はさまざまですが、発達障害の可能性も含まれます。
以下に、各年齢ごとの発達障害の可能性とその特徴について説明します。
1歳半で歩かない?発達障害の特徴
特徴
目が合わない、名前を呼んでも反応しない、特定のものに強いこだわりがある場合、自閉症スペクトラム症(ASD)の可能性があります。
歩行の遅れや筋力の発達の遅れも考えられます。
2歳で歩かない?発達障害の特徴
特徴
言葉の遅れやコミュニケーションの困難が見られる場合、ASDや注意欠陥・多動性障害(ADHD)の可能性があります。
下肢の感覚異常や筋力低下も原因となることがあります。
3歳で歩かない?発達障害の特徴
特徴
他の子どもとの交流が少ない、特定の遊びに固執する、言葉で意思を表現しにくい場合、ASDの可能性があります。
運動能力の遅れや体幹の弱さも考えられます4。
4歳で歩かない?発達障害の特徴
特徴
落ち着きがない、順番を待てない、衝動的な行動が見られる場合、ADHDの可能性があります。
偏平足や体幹の弱さが原因で歩くのが疲れることもあります7。
5歳で歩かない?発達障害の特徴
特徴
友だちとのトラブルが多い、特有の物事へのこだわりが強い、社会生活に支障が出る場合、ASDやADHDの可能性があります。
体幹の弱さや筋力の発達の遅れも考えられます。
発達障害の可能性がある場合は、早めに専門医や発達支援センターに相談することが重要です。
子どもの発達には個人差があるため、過度に心配せず、専門家の意見を参考にしてください。
幼児や子供が抱っこで歩かない理由がわかったら
子どもが歩かないときに役立つ補助具は、年齢や状況に応じてさまざまです。
以下に、各年齢ごとのおすすめ補助具を紹介します。
1歳半が歩かない時の補助具
手押し車: 歩行の練習に最適で、子どもが自分でバランスを取りながら歩けるようになります。
音が鳴るおもちゃ: 歩く楽しさを引き出すために、音が鳴るおもちゃを使うと効果的です。
2歳が歩かない時の補助具
ベビーカー: 長時間の外出時に便利です。疲れたときにすぐに乗せられます。
ヒップシート: 抱っこが楽になる補助具で、腰への負担を軽減します。
3歳が歩かない時の補助具
コンパクトな抱っこ紐: 3歳児でも使える抱っこ紐があり、短時間の抱っこに便利です。
リュック型の補助具: 子どもが自分で背負うことで、歩く意欲を引き出すことができます。
4歳が歩かない時の補助具
ショルダーバッグ型の抱っこ補助具: 抱っこ紐としても使えるショルダーバッグで、荷物も収納できるため便利です。
ヒップシート: 4歳児でも使える耐荷重のあるヒップシートが役立ちます。
5歳が歩かない時の補助具
ダッコリーノ: バッグとしても使える抱っこ補助具で、5歳児の体重にも対応しています。
グスケット抱っこ紐: 軽量で持ち運びが楽な抱っこ紐で、5歳児でも使用可能です。
これらの補助具を活用することで、子どもが歩かないときの負担を軽減し、楽しく歩く習慣をつける手助けができます。
どの補助具が最適かは、子どもの性格や状況に応じて選んでみてください。